自転車関連本を読みつつトレーニングをした気になるのも大概にせいという感じですが、「宮澤崇史の頭脳で勝利に近づく!プロのロードレーステクニック」を読みました。
前著「宮澤崇史の理論でカラダを速くするプロのロードバイクトレーニング」も読んでますが、今回の本はロードバイクの戦術に多くの紙面を使って説明がされております。
そんな内容のため、私には少し早い内容の本かなという気がしました。
というのも、私がメインで出場しているレースはJCRCになりますが、未だFクラスにおいても集団でずっと走ることができないため本書の戦術を上手く活用するのは難しいです。
当然レースのグレードが合えば集団走行をすることもありますし、本書の内容が集団走行に絞ったものではありませんが、基本的には戦術駆使する足があってこそだとは思います。
ただ、2章の基本走行テクニックはどんなレベルの方に対しても参考になる点があるかと思います。
前著もそうでしたが、本書も著者の経験を基にしたロードレースないし自転車に乗ることを如何に考えるかということが記載されており、著者が現役時代から監督経験も踏まえて常に考えていたということが伺えます。
本書の4章、5章の内容は実レースでの戦術を如何に考えるかの指針を示してくれていると思いますし、私もカラダを速くすることができればぜひ参考にしたい考え方です。
単純にロードバイクの読み物としても興味深いので、ロードレースに興味がある方は一読されると良いと思います。
宮澤崇史の頭脳で勝利に近づく! プロのロードレーステクニック
- 作者: 宮澤崇史
- 出版社/メーカー: 日東書院本社
- 発売日: 2016/09/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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