本書は2014年6月に発行されたとはいえ、仮想通貨をめぐる関係を理解するのに非常に役にたつ書籍だと思います。
仮想通貨としては主にビットコインを題材に扱っておりますが、ビットコインだけでなく、その派生通貨、似たような扱いとなっているリップルなどもその概要が記載されております。
先日の中国の仮想通貨に関する規制も予測されていたり、先生の先見性も伺える内容となっております。
また、そもそも通貨とは何かという説明から、されているので私のように物を知らない者にも大変読みやすい書籍でした。
仮想通貨によりどのような影響が出る可能性があるのか、またどのように捉えるべきなのかを考える材料が網羅的に記されております。
随所に記載されている参考文献についても巻末に纏まられており、さらに深い知識を得る道も用意されております。
仕事柄、ここら辺の知識をさらに深める必要があると思い本書を読みましたが、初学書として非常に満足度の高い内容でした。
本書を軸にさらに学習を深めていきたいと思います。
何度か読まないと理解できない点もありましたので、そこは他書にも当たりながら、本書に戻ってきたいと思います。