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自転車、アニメ、マンガ、日常の由無し事を徒然なるままに書き綴っているブログです。

「残業はどれぐらいありますか」という質問がバカすぎるという話

少し今日は仕事について書きたい気分なので書こうと思う。

そして、今は少し酔っ払っているので校正はほぼ無しとなるため支離滅裂かもしれないがご容赦いただきたい。

 

という謝罪から入るのが日本人の悪い癖です。

 

でタイトルに記載した「残業はどれぐらいありますか」という質問についてですが、私が入社した頃なので、15年程度前の話にはなるが新卒採用を手伝っていた時代があった。

私の会社は昨今は新卒者にあまり人気のないIT業界にあるため、会社説明会等での質問に必ずと言っていいほど「残業はどれぐらいありますか」という質問がされていた。

そもそも残業というのは自分の仕事が終わらない場合にするものであるため、残業をするのは自分の仕事が管理できていないために起きる。

すなわち残業するものは仕事ができないということを理解していない質問なのだ。

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というのは、建前で実際には仕事ができる者にタスクが集中してしまい残業になるケースもある。

これは担当者ではなく、マネジメントの問題であり、やはり新卒者が気にするようなことではない。

それよりも、希望する会社の業務の成功体験などを質問し、自分が活躍するイメージがつかめるかどうかの方が重要であろう。

仕事の量は、自分でコントロールする気概がなければ、どの業界にいっても結局は仕事で成功しているとは言えない状況になると思われる。

 

では、私はどうかというと残業しまくりである。

自分のことなので、私が仕事ができないから、残業しているのかタスクが集中しているのかについてはあえて語ることはしない。

 

ただ、一つだけ言いたいことは、IT業界に向いている人材はトラブルを楽しめるかどうか。問題解決が好きかどうかにあるのだと思う。

当然、トラブル発生というのは良いことではないのだが、明確に突きつけられた問題事項を整理して、解決することに楽しみを見出せない者はこの業界には向いていない。

 

つい先日、日本はIT業界の人材で理系出身者少ないという記事をどこかで読んだ。

問題解決においてはロジカルに事象を整理する能力が求められるため、理系的能力の方が向いているのかもしれないが、こと大多数の日本の学生においては理系出身とか文系出身は瑣末なことだろう。

 

先述したトラブル(問題)解決をしている時に、生き生きとするか、ただただ辛いと思うか。

このパーソナリティと向き合って自分の能力を高めていくことに喜びを感じられる人とは一緒に仕事がしたいと思う。

 

そもそもなんでこんな話を書いたかというと最近はやりの働き方改革がどうも残業削減みたいな論調を前面に押し出しすぎでないかということを問題提起したいと思ったからだ。

働き方改革の背景には、日本におけるホワイトカラーの生産性の低さが発端だと理解している。

生産性とは何かという議論であり、曖昧な指示、目的のない会議、事なかれ主義のような日本のホワイトカラーの現場でよく見られる光景を無くして身のある仕事とは何か、どうすれば身のある仕事ができるかを真剣に考える時期にきているのだと感じている。

 

とりあえず働き方改革という言葉に乗っかるのではなく、真に会社の利益に繋がる仕事の仕方何か、会社の利益を上げるために自分には何ができるのかを再度考えたいと思う。

 

そういった意味でタイトルの「残業はどれぐらいありますか」という質問は何も生まない質問であるため、こんなことを質問する学生が自分の後輩になるということだけは拒否させていただきたい。

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