「トヨタで学んだ「紙1枚!」にまとめる技術」を読みました。
多くのビジネスパーソンは、仕事を進める上で様々な資料作成をしていると思います。
そんな時に、どのように資料を作成するべきかを考える指針を提示してくれるのが本書です。
会議に参加して何の資料が用意されていない場合は、良いファシリテーターがいなければ、その会議は空中戦になり意味のある会議にはならないでしょう。
そこに、1枚の資料があればその資料を拠り所に会議を進めることができますので、資料を作成するというのは非常に重要です。
また、資料を作成する際に、伝えたいことが多すぎて結局何を言いたいかがわからない資料を作成してしまう人もいるでしょう。
そんな時にも本書の考え方を取り入れば論旨を整理することができます。
ただ、多くのことを書ける人は何も書けない人よりは、資料作成の上達が早いかもしれません。
とりあえず書いてみて、必要のない部分をそぎ落として、整理すれば良いからです。
結局は、作成する資料の目的を明確にして、その目的を達成するためにどのように説明すれば良いのか、説明を補足する情報として何が重要かを考えるということにはなります。
一つだけ確かなことは、1枚というシンプル資料でも論旨がしっかりとしていれば相手に伝えることができる。
何も資料がないと相手を聞く体制にするのにも苦労するということだと思います。
何かを伝えることが苦手な人ほど、紙に書いて整理するということを怠っているように感じます。
まずは、紙に書き出すというところから始めてみると良いでしょう。
本書は、そういった筋道を簡易な方法で説明してあり、すぐに実践できると思います。
オススメです。