昨日(2日)何を思ったのか、そういえばハガレンの実写版映画がやってるなぁって思って、レイトショーで観てきました。
「鋼の錬金術師」はアニメのTVシリーズが2回制作されるなど、超人気の漫画であり、それの実写映画はどうなのよ?という怖いものみたさで、行ってきました。
正直全く面白いと思っていなかったのですが、いい意味で期待を裏切る出来だったと思います。
漫画原作の実写版はほとんど観てはおりませんが、大概失敗作との噂だし、アニメと比べてどっちが良いかと言われればアニメの方が漫画のイメージに近くイメージダウンということはないだろうし、ただ、実写映画が劣っているということではなく、役者の演技とか演出とかをみると実写映画もありだと本作を観て思いました。
本作でみると特別出演のショー・タッカー役の大泉洋さんとラスト役の松雪泰子さんの演技はハマリ役とはこのことかというほど素晴らしく、これを観れただけでも実写版の価値は素晴らしいと思います。
ショー・タッカーのビジュアル面は大泉洋さんなので、漫画とは少し(いや、だいぶ)違いますが、キャラの内面のイメージは完璧に再現されていたと思います。
また、ラストについてはビジュアルも完全再現でした。松雪泰子さんパネェッス。
演出面についてはあまり実写映画を観ない私ですが、VFXでのハガレン世界の再現度が非常に高くアニメと実写の垣根はだいぶ低くなっているのだと感じさせられました。
こういうのはメイキングとかを観るともっと面白いんだろうなと思います。
ストーリーは原作を踏襲しつつ、実写版のオリジナルストーリーで上手く映画として完結させておりました。
とはいえ、エドの旅の目的が達成されるところまでをやったわけではないので、興行収入がそれなりに高くなれば続編も期待できそうな引きがありました。
アニメとの比較とかをしなければ、単純に素晴らしい出来の映画だと思いますが、そもそも漫画原作の実写版を認めないという人は楽しめないかな。それ以外の人には楽しめる作品だと思います。
ただ、原作知らないとそもそもハガレン世界の錬金術が理解できないでしょうから、観る人を選ぶ作品であることは否めないかなぁ・・・・・・。