「今いるメンバーで「大金星」を挙げるチームの法則 『ジャイアントキリング』の流儀」を読みました。
本書はビジネスにおける効果的なチーム作りの方法を大人気サッカー漫画の「ジャイアントキリング」(以下、ジャイキリ)を題材にして説明してくれております。
ジャイキリは、高校の時の同級生が進めてくれた漫画で大変楽しく購読しております。
そんなジャイキリを題材にしたビジネス書ということでどんな感じの本なのか大変気になっており、この度読了致しました。
ジャイキリについてはお話の世界なので、現実はこんなに上手く行かないよねと思ってしまうことも当然あるのですが、現実世界で成功する人は自分の想像以上のことを成し遂げているわけで自分は上手く行かないけど、上手くいっている世界は現実にあるよねと思い直し、では何が違うのだろうということが本書を読み終わった後に何となく想像できるようになりました。
ジャイキリの主人公である達海監督も、「自分の想像通りにいっても面白くない。想像以上のことが起きるから面白い」というようなことを言っております。
重要なことは、やる前に諦めるのではなくて、どうすれば面白くなるのかを想像して、実際に行動に起こすことだと思いました。
中途半端に頭の良い人はすぐにちょっとした困難を前にするとやってもしょうがないとか言って諦めたりしますが、やらずに結果が出ることなど何もないので、まずはやってみてから考えた方がより実践に即した考えが出てくると思います。
また、やる際に障害となる対立意見にはとことんぶつかり合う。
そうすることでチームが作られていく。(ぶつかり合って途中で崩壊するチームもある)
正に、ジャイキリの達海監督が就任直後から実施していたチーム形成の方法が停滞しているチームには必要なのです。
その上で個々人の能力をみて、適切な役割分担を与えていくのがマネジメントのやるべきことなのです。ここら辺は、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」を読むとライトスタッフについて何となく理解できるかと思います。
漫画を題材にしたビジネス書ということでバカにすることなどなくチーム作りに悩んでいる方は、まずジャイキリを読んで本書を読むと達海監督の意図がわかってより面白く漫画も読めますし、チーム作りの方法の指針になると思います。
そう何をするにしても面白がってやることが重要なことなのです。
今いるメンバーで「大金星」を挙げるチームの法則 『ジャイアントキリング』の流儀
- 作者: 仲山進也
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/02/26
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