自転車マンガが大好きな私は、ヤングチャンピオン烈で「穂高輪花のチャリと飯。」が連載されると知ってから、早く単行本化されないかと一日千秋の想いで待っておりました。
そして、ようやく2020年4月20日待望の第1巻が発売されたので購入して読んでみました。
作者の狐古さやかさんが同人誌で「私がロードに至るまで」を描いているのも知っていたのですが、そちらはまだ読んでおりません。
同人誌の方もずっと気になっており、今般、Amazon Kindleで購入できるようになったのでそのうち購入するでしょう。
さて、「穂高輪花のチャリと飯。」ですが第1巻を読んだ感想としては、自転車についてはそれほど描写はなく自転車で移動した先で食べる食べ物が美味しいという話で、食べ物メインのような内容でした。
物語の舞台は千葉県で千葉県の自転車でいける食べ物屋さんが主役と思える内容です。
千葉は時々レースイベントなどで行くことがあるので、本書を参考に美味しいお店に今度行ってみようという気になります。
各話の間には、作中で走った自転車ルートとお店の紹介をエッセイとしてまとめており、こちらを参考にすれば自分なりのルートを引くことができるでしょう。
私としてはもう少し自転車あるあるが読めるのかしらと思っていたのですが、1巻は前述したように自転車分は少なめで少しがっかりはしたものの食べ物の描写はとても美味しそうに描かれており、自分の食の知識を広げてくれます。
食レポマンガとしては非常に優秀だと思います。
そして、1巻の後半で登場人物の中学生が自転車を購入するという話をしていたので、2巻では自転車についてもう少し深堀りされるのではないかと期待しております。
最近「サイクリーマン」が完結してしまい購入する自転車マンガが減ってしまい寂しく思っていたので、穂高にはぜひとも頑張っていただきたいところです。
千葉の自転車で行ける食事処ってどれほどあるのか知りませんが、自転車だけでなく輪花や彼女を取り巻く人々などの人物・生活描写も含めて深堀していただき、息の長い作品になればいいなと思います。