栗村修さんのロードバイクトレーニングに関する新刊が発売されていたので、早速購入して読んでみました。
前著の「栗村修のかなり本気のロードバイクトレーニング」も読んでおり、他のトレーニング本とは違いゆるいトレーニング本ではあるものの栗村さんの考え方がよくわかる本だなという感想を持っておりました。
ぶっちゃけ思ったとおりにトレーニングはできないけど、そんなに気にしないというゆるさが私には合っておりました。
理論というよりは考え方を教えてくれる本ですね。
本書は、その続編という位置付けでトレーニングに関する記述はそれほど多くはなく、ロードバイクとの付き合い方やレースに向けての準備のための本という位置付けの栗村さん流の考え方が記載されておりました。
イラストが多様されており、文字もそれほど多くないのでさらっと読めてしまいます。
難しい表現もまったくありませんが、栗村さんの選手、監督、解説者としての経験を踏まえた考え方がゆるくまとめられており、端々参考になることがあります。
例えば、私の場合朝型になろうと考えておりましたが、まったく成果が出ていないため、やっぱり夜型で何とかしようと思っていた矢先に、本書ではそれでもいいというような考え方が記載されております。
あと、前述したようにレースに向けての準備という位置付けの本書では日本国内の有名なレースコースの攻略法も簡単に記載されております。
日本サイクルスポーツセンターとか群馬サイクルスポーツセンターとかジャパンカップの古賀志林道とかの攻略がさらっと記載されております。
私はロードバイクを購入して一月後にいきなりレースに出てしまいましたが、本書を読むとだいぶ無茶しているかなぁっと少し反省しました。
ただ、自分も周りの方も出場しているレースで落車はしていないので、それなりに走れているとは思いたいところです。
私はトレーニングよりも趣味関連の本をそれなりに読み漁っており、ロードバイクのトレーニング本もいくつか読んでおりますが、栗村さんの本はそれらとはかなり毛色が違うものの他の本では触れらていないことが記載されており、その内容はレースの本質をついていると思えるものがかなり書いてあるので実践できるとレースがもっと面白くなると思います。
私自身も実践できておりませんが、レース中でも他の方とコミュニケーションをとり協調体制を取れるようになれば脚力が足りなくてもそれなりにレースをつくることができるようになります。
集団走行になれないとなかなか難しいかもしれませんが、先頭集団から千切れたもの同士でも協調することで先頭に再度復帰できる可能性も出てくるでしょう。
強い選手は自ずとコミュニケーションをとって集団をコントロールしますが、弱い選手(私も含めて)や初心者はこれができない人が多いため、レースにならないことが多いと思います。
次回のレースでは、もう少し周りとのコミュニケーションを意識してのぞみたいと思います。
ただ、あまりにも周りとスピードが違いすぎるとコミュニケーションではどうにもなりませんけどね・・・
JCRCだと私はそんな感じです。
トレーニングもがんばろう・・・