ほぼ毎月ロードバイクのイベントやレースに参加している私ですが、基本的には勝てません。
まぁ、練習量が足りないんだろうなぁとは思っておりますが、どのような練習が効率がいいのかの情報収集をするために、ロードバイク関連の書籍を読み漁っているわけです。
本読んでいる時間があるのなら、ペダルを回した方が良いのでしょうが、そこは性分ですし、今回読んだ本はそれほど文章量も多くなく会社の往き帰りでさらっと読めてしまいました。
読んだ本は、「土井雪広の世界で戦うためのロードバイク・トレーニング」プロのロード選手である土井雪広選手の本ですね。
文章は非常に平易で読み易かったです。
土井選手の経験に基づき記載されたトレーニングの内容は別に濃いものではなく当たり前のことが書いてあり、新たな発見があるということではありませんが、世界で戦った選手の言葉として読むと納得感は全然違います。
本書を読むとトレーニングに王道はなくて、いかに疲れをためずに体を作っていくのか。
また、レースに勝つためにはパワーだけではなくレースでの駆け引きテクニックが如何に重要かということが理解できます。
オリンピックとかの競技やタイムトライアルではタイムも意識するのかもしれませんがレースは基本的に相手がいますので、相手よりも如何に楽に走って着順を上げるのかを志向の最前線に持ってくるのかということが大事なのがわかります。
ただし、この考え方はある一定以上のパワーやテクニックが備わっていないとレースでは集団や勝負所に残れないので、そこまでのパワーとテクニックを身につけるために、ホビーレーサーとしてどうすべきか(乗り込むしかないのですが・・・)が書かれております。
しっかりとした体を自転車に多く乗ることで作っていくというのが、週末しか乗れていない私には非常に難しく感じておりますが、やっぱり勝てるようになるにはこれをどうにかやらないとダメなんだなということを再確認させていただいた本でした。
さらっと読めるので、トレーニングが上手く出来ていない時にモチベーションを上げるために読むのもいいかもしれませんね。
Kindle版も発売されているので、場所も取らないです。
図解もほとんどありませんから、スマホで読んでも苦になりませんでした。